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発熱体の主な利用方法(ビニールハウスにおける暖房(発熱)実験結果)

>>>モデルケースUの場合 >>>モデルケースVの場合

モデルケースTの場合

■主旨と目的の概要

実験対象空間は、一般規格型のビニールハウス

対象空間:270m3(全長:20m 全幅:5.4m 全高:2.5m)

全長7mのハウスに仕切りを入れて実験

仕切りは全長:20mに設定

発熱ベルトの下地にはベニヤ板を使用

下部に放出する熱を遮断する目的、ベニヤ板厚さ2mm

実験時間は日暮れを考慮して午後4時から開始

午後4時における温度は全測定ポイント16℃


■温度測定配置図と温度変化の推移

温度測定ポイント(A〜Lにて表示)

ポイントは畝の幅における中心にて高度30cmで設定

発熱ベルト5m×5本を用いて実験開始

幅10cm×長さ500cm 総面積5,000cu(1本分)で今回のベルト総体面積は25,000cu

電圧220D仕様  12.5A  総体電力2,750W
総カロリー 2,380kCal 単位電力0.158w/cu
ベルト内部温度100℃、表面温度80℃
直接有効放射角度45°地上50cm

ベルトの配置は20mの畝に対して等間隔に設置

間隔を5mおきに、高度30cmに設定


- PM 7:00 PM 9:00 PM 11:00 AM 1:00 AM 3:00 AM 5:00 AM 7:00
A 4℃ 2℃ 1.5℃ 1℃ 1℃ 2.5℃ 4℃
B 4℃ 2℃ 1.5℃ 1℃ 1℃ 2.5℃ 4℃
C 2℃ 0℃ △2℃ △1℃ △1℃ 0℃ 2℃
D 3℃ 1℃ 0℃ 0℃ 1℃ 2℃ 4℃
E 4℃ 2.5℃ 2℃ 1.5℃ 2℃ 3.5℃ 5.5℃
F 3℃ 1℃ 0.5℃ 0℃ 1℃ 2℃ 4℃
G 4℃ 1℃ 0.5℃ 0℃ 1℃ 2℃ 4℃
H 3℃ 1℃ 0℃ 0℃ 1℃ 2℃ 4℃
I 3℃ 1℃ 0.5℃ 0℃ 1℃ 2℃ 4℃
J 3℃ 1℃ 0℃ 0℃ 1℃ 2℃ 4℃
K 2℃ 0.5℃ 0℃ △0.5℃ 1℃ 1.5℃ 4℃
L 2℃ 0.5℃ 0℃ △0.5℃ 0℃ 1.5℃ 4℃

ハウス内 0℃ △2℃ △3℃ △3℃ △2℃ △1℃ 1℃
外部気温 △5℃ △6℃ △6℃ △6℃ △6℃ △5℃ 0℃

ハウスとは、仕切りをしたうち発熱ベルトを配置していない方の空間を指しております。

外部気温とはハウスの外における気温を指しております。


測定ポイントにおける温度変化を見ると、ハウス内で一番冷え込むのはAM1:00になっています。

外の気温は氷点下6℃おけるハウス内の温度は氷点下3℃と気温差3℃暖かい状態ですが

発熱ベルトを設置したハウスでは平均で0℃と外と比べて気温差が6℃暖かくなります。


使用用途としては暖房ファンの補助機器でしかなく発熱ベルトを単体でハウス全体の暖房として使うには無理があります。

春先の気候が温暖化する時期においては外の気温と温度差6℃取れますので、発熱ベルトを単体で使用することにおいては十分に可能で有効活用が出来ます。



今回はハウスに仕切りを入れて全長20mを暖房しましたが、ハウス全体(70m)を暖房すると下記のようになります。


945m3×1.251kg/cm×0.24kcal/kg℃×6℃=1,700kCal
1,700kcal×6=10,200kCal
10,200kCal/860=11.2kw/h


今回の実験データから割り出した数値で計算すると11.2kw/hの電力量が必要になります。
ハウス一棟について50Aが必要となり、設備に係る支出は大きく不合理と思われます。



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